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なぜ、BMWなのか

BMWは1916年にBayerische Motoren Werkeバイリッシュ・モトーレン・ヴエルケ(バイエルンのエンジン工場)という航空機エンジン会社として設立されました。日本でこそ自動車メーカーと航空機メーカーは全くの別物ですが、イギリスのロールスロイス、スウェーデンのサーブなど、自動車メーカーでありながら航空機、または航空機のエンジンを作っている会社は多いのです。そもそもBMWのマークはドイツ、バイエルンの青空と雲、そしてそこを回転するプロペラを表しています。メルセデスベンツのスリーポインテッドスターの場合は「陸・海・空を制する」という理念がそこにあるそうです。というわけで外国も好き、飛行機も好き、そして車も好きとなれば航空機にも関係している車に乗りたくなる・・というのが心情です。


セダンではなくクーペ

 BMWに対する直接のライバルはメルセデスベンツCシリーズと言っていいと思います。両者はともに切磋琢磨しドイツ本国はもちろん日本でも熾烈な闘いを行っています。それぞれのメリット、デメリットはいろいろあるのですが、私がBMWを選んだ理由の一つが「クーペがある」事です。実はメルセデスCクラスには魅力ある2ドアクーペがありません。正確に言うとないわけではないのですが、どう見ても格好良いクルマではありません。写真を見ていただければ分かるとおり、この車は2ドアです。しかしBMWにはこれとほとんど同じ形の4ドアボディがあります。3シリーズのルーツから言うと、実は2ドアが主流なのですが、BMWはこのE36系から4ドアを主流にし、結果的に街には4ドアの3シリーズが溢れることになりました。
  パッと見、4ドアと2ドアは「ほとんど同じ」に見えるかもしれませんが、実はそのボディ設計はほとんど別物です。全幅が15mm増え、全高が45mm下がりドライビングポジションが低くなっています。キャビンはかなり後退しています。結果的に7割以上のパネルが別設計になっているというのだから驚きです。ちなみに、「ドアが2枚の方が安いだろ」と思うのが普通ですが、ななんと、新車販売価格は、実はクーペの方が25万円も高かったりもします。BMWどうなってんだ?


国産では味わえない「音」

車の性能は様々な視点から見られると思います。例えば「高速性能」。これはフェラーリや、ポルシェが筆頭でしょう。ポルシェ911に乗る友人が「200km/hなんてすぐ出るよ。速すぎると逆にオービスにも引っかからないから安心さ」とブッたまげた事を言っていましたが、国産車ならば(リミッターの有無は別として)、200km/hの世界を堪能するには危険な車が多いとおもいます。(一応BMWもそこそこ速いです。スピードメーターが普通に260km/hあたりを表示するところが何とも嬉しい限り)。 また「多機能」という点では、バブル期の日本車の右に出るモノはいないと思います。インダッシュでありながら液晶テレビがどかんと出てくる作りを容認しているのは日本車ぐらいと言って良いでしょう。 また「静寂性」に関してはやはり日本車。トヨタ・セルシオ・レクサス系の静寂さは圧倒的と言っていいと思います。
  ではBMWはと言うと、ここでは「走り」と「音」を挙げたと思います。走りに関しては他の項で書いているので割愛しますが、BMWはイグニッションに手をかけたときから実に官能的な音を奏でます。走行中も同じ。アクセルを踏めば踏み込んだだけ何とも言えないエキゾースト音を楽しめます。聞けば哲学として「走行音もドライビングフィールのウチ」と考えているとのことです。ただし、夜中や早朝、静かにクルマを出したいときも、(無改造でも)「ブゥオーン」とでっかい音を立てるので、近所迷惑と言えば近所迷惑ですが。

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